文科省が「指導死」集計へ 児童生徒の自殺調査で
共同通信 2023/3/11(土) 15:54配信
文部科学省が実施する小中高校生の自殺統計で、学校側が判断して報告する自殺の背景事情に「教職員による体罰、不適切指導」との選択肢が追加されたことが11日、分かった。今年秋に同省が公表する2022年度調査分からの適用。教員の行き過ぎた指導を苦に自殺する「指導死」の実態を把握し、再発防止につなげる狙いがある。
文科省は、全ての小中高校を対象とする毎年度の「問題行動・不登校調査」で自殺者数を集計している。自殺前に生徒が置かれていた状況も調べ、「家庭不和」「いじめの問題」など13項目から教員が複数回答で選び、教育委員会などを通じて報告する形式だった。